2024 12/26

第37回 『教徒でなくてもキリスト教を語る クリスマスの新発見 ー仏教とルネサンス美術から紐解く聖なる物語ー』

第37回 『教徒でなくてもキリスト教を語る クリスマスの新発見 ー仏教とルネサンス美術から紐解く聖なる物語ー』

クアドラ大学第37回のご案内です。 今回は、クリスマスシーズンにキリスト教に迫ります! キリスト教徒ではない2名の講師が、それぞれの専門分野から「クリスマス」と「キリスト教」に新しい光を当てます。 第一部は、「聖者生誕祭あれこれ~仏教の視線から」です。 講師は岩田敏靖さんです。岩田さんは孝道山本仏殿の僧侶です。仏教者の視点から見たキリスト教の生誕祭と仏教の生誕祭。日本のクリスマス文化と宗教的背景の意外な関係性をユーモアを交えながら解き明かします。 第二部は、「絵画で読み解くキリスト教」 です。講師は山口理さんです。ダ・ヴィンチやミケランジェロなど、フィレンツェ期の巨匠たちが残した宗教画を手がかりに、キリスト教における重要人物の物語に迫ります。美術の視点から聖書の世界を読み解く、新しい視座をみなさんに提供します。 クリスマスシーズンだからこそ知りたい、宗教や文化の垣根を超えた学びの時間。異なる視点から見えてくる、新しいクリスマスの魅力を一緒に体験しましょう。

 


■講師 岩田敏靖(いわたとしやす)
孝道山本仏殿僧侶(道衆)。英語道場升砲館アシスタント。博士(農業工学)。 寺院活動と学術研究、そして、社会貢献活動に携わる仏教者である。2020年に得度を受け、2001年より孝道山にて勤務。仏教講話や法要など、寺院での様々な活動を通じて参詣者との関わりを大切にしている。学生時代には世界銀行による農業水利技術の国際移転に関する調査研究(PIM)に従事した。現在は国際仏教交流センター(IBEC)研究員および国際仏教文化を学ぶ会(ILAB)事務局員として、仏教の国際交流にも力を注いでいる。2020年からは臨床仏教師の認定資格を取得し、緩和ケアチームや高齢者福祉施設での活動を通じて、認知症ケアや生活困難者支援に携わっている。仏教チャプレンとして、社会に生きる人々の心に寄り添う実践を続けている。また、英語道場升砲館において、「アナン岩田」として指導員を務めながら、門下生とともに研鑽を重ねている。


■講師 山口理(やまぐちただし)
ウェブエンジニア。英語道場升砲館アシスタントコーチ。 ウェブエンジニアとして、ホームページやアプリケーション開発に従事している。同志社大学卒業後は、京都最大規模の家電量販店で携帯販売営業として勤務。外国人顧客担当として英語での商品説明から契約業務まで一貫して担当し、英語道場升砲館での学びを実務に活かしている。フィリピンで半年間の英語留学を経験。帰国後、さらなる英語力向上を目指して升砲館に入門。研鑽を重ね、現在は指導者として自身のクラスを担当するまでに至っている。月に20冊ほどの読書をこなす読書家であり、旺盛な好奇心と粘り強い継続力を持つ。国内外を問わず旅行を好み、訪れた国では現地の人々の日常生活に触れるべく、時間をかけて街を歩き、その土地の文化や生活様式を観察することを心がけている。